2007年12月13日木曜日

[SENSE AND SENSIBILITY] 1995 UK&USA

いつか晴れた日に

Jane Austinの同名原作「SENSE AND SENSIBILITY(分別と多感)」、英国女優でこの映画で主演を務めるエマ・トンプソンが脚本を手がけ、第アカデミー脚本賞を受賞した作品。
話の展開はいかにもJane Austinらしい、19世紀初頭のイギリス田舎町の上流社会の人間模様・恋愛を描いたもの。

去年?DVDで映画版「高慢と偏見」を観て、Jane Austinの世界観に見事ハマッたトキワは次に観るのは「SENSE AND SENSIBILITY」よ!心に決めておりました。私生活もようやく落ち着いてきたので、久々にレンタル屋に走り、DVD掻っ攫ってきました。

いやー、やっぱり私さー、英国俳優&女優が好きだわ。
あの独特の艶っぽさはお仏蘭西の艶っぽさや米国のベタベタの艶っぽさとも違うんだよなー。
というか、Kate Winslet嬢さいこう。好きだ!
多感な次女マリアンヌ役にぴったりです。
タイタニックで観た時も思ったのだけど、この人はなんてクラシックな格好が似合うのでしょ。そして、歌声が愛らしすぎる。Kate嬢がCD出したら絶対買う。(でもクラシックの歌曲集とか讃美歌集限定ね)
分別ある長女エリノア役のエマ・トンプソンの演技も素晴らしい。自分の気持ちを抑えていたエリノアが涙するシーンはこっちも、うううとなってしまいます。
そして、ひた向きにマリアンヌに想いを寄せるブライアンを演じたアラン・リックマン(スネイプ先生~)が格好よすぎる。ヒュー・グラントの20倍格好よかったわ。

内容はね、ほんと「JANE AUSTIN !!!」みたいな感じ。
興味がない人は「高慢と偏見」観たからいーやー。な内容だと思うんだけど、私みたいな19世紀貴族バカは何度でも観たいと思うのよね。これ。

私みたいな人間にJaneAustinの世界は、不思議な魔法をかけてくれる。結局、女子はああいう今では幻想かもしれない乙女チックな世界に憧れるのかもしれないね。。。

2007年12月5日水曜日

ま、マトリョミン


だれか買ってください、
これでロシア民謡とか演奏するのです。
ttp://www.excite.co.jp/News/bit/00091138870696.html

2007年11月19日月曜日

六花(むつのはな)



いやー、寒い寒いと思っていたら六花…、雪が降ってきた。
まだタイヤも履き替えていないのに!!! 
雪自体は嫌いでないけれども、雪の及ぼす弊害を考えると気が滅入る。
朝が弱いトキワは、早朝の雪掻きとか考えただけで溜息が出てしまうよ。
しかも今年はどっさり雪が降るというお話ぢゃないですか、姐さん。(だれ)
所詮、雪国でしか生きられぬ身なれど、こういう時ばかりは南国にエスケープ…、嗚呼してみたい。(ばたり)


久方ぶりに家でだらだら映画でも観たいな。
と思ったので、前から気になっていた下記2本をレンタルしてきた。
・東京の嘘
・いつか晴れた日に
「東京の嘘」は島田雅彦氏目当てで借りたのだけど、イマイチ…な感じだった。「いつか晴れた日に」は期待通り、そのうちレビュしやう。ところで「いつか~」出演のKate Winslet嬢…、タイタニッ●を約10年前(もうそんなに経つのか)観た時から思っていたが、歌声がトキワ好みなんだな。物凄く愛らしい。あの声で讃美歌集とか出したら絶対買っちゃうな、やってくれないかな、やってくれないだらうな。(ショボン)

2007年11月14日水曜日

夜の天蓋息もつかせぬ速さで光が巡る間に鳥の如くつがい



不可思議に思いながらも
鳥の如く つがい
どこからどこまでがこちらで
どこからどこまでがあちらか
わたくしは、全く判らなくなった
この脚はそんなに美しい紅ではないが
離れて眠ることの薄ら寒きこと
その冷たさを思えば
紅椿のひとつやふたつ射殺す それぐらいの覚悟はある
ときおり垣間見る 我が夜叉
繻子のリボンで尾を繋ぎ、満点の星空、奈落…
そんなカオスも飲み込んで
夜の天蓋、息もつかせぬ速さで光が巡る間に
鳥の如く つがい 眠りに落ち
目覚めたら朝
太陽の僕<しもべ>となるだけ
そうすればさみしい魂も
健全に癒されるだろう


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造顔マッサージに日々努めておりますトキワですが、
プレドニン30mg飲みはじめて1ヶ月経過…、やはり顔が張ってキタ。食欲亢進収まらずムシャムシャ。(紙切れのごとき意志)
お薬減量まであと3週間…、減量しても25mgの期間はまだ一月以上だと思うので気は抜けない。頑張ってダイエット&マッサージしよう。
ついでに疲れが溜まってるのか、ヘルペスが再発した。(今月二回目)
元気そうに振舞っておりますが、その実、心身共に不安定でござる。
いつも不健康になってから気付く、健康のありがたさ。(しみじみ)


ドラマ版「しゃばけ」を観た。途中までだったのだが…。
とても面白かったよ、仁吉役の谷原さんが格好良くて惚れタ。
太一君は綺麗だし、どきどきしたよ。
流行り物を無意識に避けてしまう性質なので、原作は未読。
これを機会に読んでみようかナ、と思う。

2007年11月12日月曜日

人生で初めての



人生で初めて婦人科にお世話になった。
子宮がん検診も億劫でパスしていた、この私が、だ。
皆様、自分の体調は自分でしっかり管理しませう。
内科・眼科・歯科・婦人科と医療費でイッパイイッパイなときわ。

ハテサテ、そんな体調不良まっさかりなトキワは西洋占星術でもおべんきょしようかな、と正統占星術入門を購入した。

誕生時に太陽、月、水星、金星…等等がどこの十二宮にあったかでその人を細かく占う、ホロスコープを作成するのだ。ちなみにときわの太陽星座(基本性格)月星座(感情・内面)は、どちらも魚座。
夢見がちで感傷的。依存心、同情心が強く自己犠牲を厭わない。創造性豊か。不安定で神経過敏。目的意識に欠け、移り気。ロマンチストで現実逃避的対応が多い…。といった感じか。



転職に向けて色々勉強したほうが良いよなあとか思いながらも、タロットとか占星術とか全く関係のない方向のお勉強がしたいこの頃。行動がなんとも魚座っぽい私だ。(ねー、誰か占わせてよー・笑)
そんな自分が嫌いではないのだが、今年の冬は少々現実の世界をクロールせねばならぬやうだ。

『無償の愛』
その重さに潰されないこと、それが全て。

2007年11月6日火曜日

[ The Presented Lover ] LUOMO

The Present Lover

とある日、Last.fmで遭遇したLUOMO(ルオモ)。
先々月あたりにようやくCDを購入しました。
トキワの最近のお気に入りです。
フィンランド出身のVladislav Delayの別名義プロジェクト。
艶やかで静かなヴォーカルハウスはとっても心地よい。
「The Present Lover」はLUOMOの1stアルバム。
北欧の冷たさと暖かさが、耳を刺激します。
収録曲のTessioは、目を瞑りながらずっと踊っていたい染みる名曲。


I guess you turn me on,
When you're gone,
For me it didn't go wrong,
we just made another song.

Off getting it alone,
Never asking if for long,
It's just that the world ain't enough,
And it never was for the two of us.

Baby, it's ok.

I guess you made me warm,
When you do the hum,
Making everybody come,
Getting creative with your charm.

I tried to be all yours,
Over line ain't answering your calls,
Don't say it's false,
I'm only following my thoughts.

Baby it's ok,
We'll make it better,
Baby, I, I'll survive,
Without these women in my life


( Tessio / LUOMO )

2007年10月2日火曜日

[Everything is Illuminated] 2005 USA

僕の大事なコレクション 特別版 [DVD]


イライジャがへんてこでとっても素敵です。


『僕の大事なコレクション』('05)
http://wwws.warnerbros.co.jp/everythingisilluminated/

向日葵を背景に目を瞑ったヘンテコめがねのイライジャが印象的な「僕の大事なコレクション」(原題:Everything is Illuminated)、レンタル屋で見かける度に気になっておりました。だってあらすじを読むとなんだかイライジャが少しばかり(いやいやとつても)へんたいちっくなんだもの。肩書きに『へん』とつくモノには片っ端から反応してしまうトキワは、こいつはいつしか観なければいけないゼ。とつばをつけておりました。
数ヶ月前に、ようやくそのヘンテコなイライジャを拝む機会がやってきまして、「どーれどのぐらいへんてこなんだか見せるが良いよ」とDVDのスイッチをONにしましたところ、あれま、なんと実はとってもシリアスなお話じゃないですか。ヤダ、奥さん、私を泣かせるつもりなのかしら?ハンケチの用意が無くってよ!…というような具合でした。(どのような具合だ)


イライジャ扮するユダヤ系アメリカ人のジョナサンが、
祖父の故郷、ひいては自分のルーツを探しにウクライナを旅するロードムービー。(撮影はチェコのやうですが)
東欧のエキゾチックな街並みと自然がとっても美しい!

すべての過去は、
私のこの身体の中にも生きている。
まさにEVERYTHING IS ILLUMINATED!





「戦争は終わったの?」

2007年2月14日水曜日

[ pride and prejudice ] 2005 UK

プライドと偏見

キタヨ、キチャッタヨ。
去年観た『舞踏会の手帖』以来の個人的ヒット作品が。
以前から「観てーナー」と思いながら映画館に行くのも億劫だし、DVD借りるのも億劫だし、何より外れの可能性のほうが高いかもしれないという独断と偏見にヨリ、今まで手をつけずにいたのだけれど、先日とうとう観ました。

『プライドと偏見』('05)
http://www.prideandprejudicemovie.net/splash.html

原作は夏目漱石も称賛する18~19世紀の英国人作家Jane Austenの『Pride and Prejudice/ 高慢と偏見』
幾度も映画化・ドラマ化されている有名作品。
1940年に映画化された『高慢と偏見』には、名優ローレンス・オリヴィエも出演しています。

今作の『プライドと偏見』は某海賊映画でお馴染のKeira Knightley嬢が主役のElizabeth(Lizzie)を好演。相手役のMr.DarcyにはMatthew Macfadyen氏、ぱっと見はどうも宜しくないのだけど動いている彼を見れば惹かれずに居られません、ダーシー役が之程ピッタリくる人もいないのではないでしょうか。(ちょっと捨てられた子犬みたいで可愛いのよ)

上質な絹の手触りの美しい映画。

感動が沸点を越すことは無いのだけれど、最初から最後まで沸点ぎりぎりのラインを保ち続けています。コテコテの時代モノにはない、真の意味での品格が随所に散りばめられています。

水彩画のような美しい映像と音楽も素晴らしい。

Mr.Darcyはあまりにチャーミング。
Elizabeth嬢の細長い首が綺麗。


米国版エンディングはおまけとして楽しみたいナ。
(物凄い甘甘)



キーラ嬢は好きな女優ではなかったのだけれど、
この映画を見てスッカリ『ふぁん』になってしまいました。
そしてマシュー氏も、二人ともとっても可愛いんだもの。