2006年5月4日木曜日

[ 妖精の輪の中で―見えないものを信じながら ] 井村君江

妖精の輪の中で―見えないものを信じながら

妖精の世界では有名な井村君江女史の自伝的御本。
自伝本ながら美文で大変読みやすい。
軽快さを失うことなく、深みのある内容は小説を読んでいるかのよう。
(むしろ下手な小説よりずっと良い)
また、女史の教養の深さと交友の広さには嘆息、勉強って大事ですね。

以前から自然が大好きでアニミズムなものに惹かれていた私は、女史のアニミズムな土台ができた理由が故郷の自然にあるということにとても共感。それが妖精学へと繋がっていくのだなあ。

妖精に興味のない方にも是非読んでみてもらいたい一冊。

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